9号 まろ

(通常発行予定の第1土曜日ではないんですが、気が向いたので発行します)


世界一の不細工にゃんこのまろです。
上記画像を弊メールマガジンで使うのはトップページのスライドを含めると3回目ですね。迫力あります。凄い存在感! 実際、大きな体の雄ネコです。

でも、とってもおっとりとした子で、誰にちょっかい(この言葉の語源はネコのしぐさだそうです)を出すでもなく、いつもポワ~ンとしてました。

先号(8号)に使った写真ですが、他のにゃんこと居る時もこんな感じです。

お世話をしてもらえるおうちがあるのですが、なんか奇麗じゃない・・・。外見にこだわらないのがまろ所持のアイデンティティのようで。

見かけて、声をかけても聞こえてるんだか無視してるんだか、足を速めるでも緩めるでもなく、そのまま人の足元近くを通り過ぎて行きます。「別にポワ~ンでいいじゃん」っていう感じです。

チュールが大好きで、他の子たちにあげているとどこからともなく現われてその大きな体で割って入り、自分一人でペロペロ。

でも、決して横取りや奪い取るという感じでは全くないんです。なんと表現したらいいんでしょうか・・・、たね・具材がひしめいているおでん鍋の底からボニョ~ンと巨大なコンニャクが浮かび上がってくると言いますか・・・(変な例えでスミマセン)。

そんでもって、人は大好き!

甘えんぼでもあるんです。

繰り返し書いて彼にはとっても失礼なんですが、世界一の不細工にゃんこであってもそんなことは全くお構いなし! ポワ~ンとボニョ~ンとおっとりと自分の道を生きています。

文芸評論家の江藤淳は「価値の基準が自分の内側にではなくて外側にあることは、自己喪失のはじまりである。それは当然「不安」のはじまりである」(「小林秀雄の眼」)と書いています。

不細工だなんて言っているのは、自分のうちにろくなモノサシも持てずに不安を抱えてばかりの我々人間であって、本人はそんなこととは全く無関係におっとり悠然と毎日まろをやってます。「しがらみ?世間体?人間にはそんなもんがあるん?シラミは石鹸で洗い流したほうがエエよ」と言われているような気がします(私の気のせいです・・・)。

だからさっ、まろって本当はカッコいいんだよ! ほらっ!

それでは失礼いたします。
「にゃんこプレス」


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