てふてふ(蝶)が一匹 韃靼海峡を渡って行った(安西冬衛)
The Wanted Cat Vol.2
今回はボブクロです。
なぜボブクロかと言うと、ボブテール(短いしっぽ)の黒猫だからです。説明おしまい。
特徴は、真っ黒ニャンコなんだけど、しっぽの付け根に白ポッチがあります。
白ポッチの写真が無いので、かみさんが紙粘土で作ったミニチュアで。
他の特徴と言えば・・・とにかく顔がデカイ!3頭身か? それに、かなりの不細工顔。だから、他の方々にも「声は可愛いのにね~」と言われていました。
顔がデカいので、ふちの高いエサ皿に顔が入らない! そんなもんだから、ご飯はふちの低いお皿。
性格は、「なんか気のいい奴」です。でも、慣れるまで少し時間がかかりました。
ミケニャンコ(1,12,20号)とカツブシッコ(17号)に運河の堤防でご飯をあげている時に、どこからともなく現れて、それからずっと毎日。
2匹が食べているのをじっと見ているので、エサをあげるとすぐに食べ始めました。つまりどこかで飼われていた・・・。捨てられたのか・・・。
最初は近づいてこないで、こんな感じ。
ある時、かみさんがミケニャンコにブラッシングをしていると、それを見ていたボブクロが、いきなり一人で前脚フミフミ。そして、かみさんの足にスリスリ。突然でしたが、それからは甘えん坊。
自分もブラッシングとお尻ポンポンが大好きです。
「ブラッシングしたいでしょ?やってもいいよ」「お尻ポンポンしたいの?ほら、ポンポンしてもいいよ」と、そんなふうな感じで接してきます。
それに何だか知らないけど、首根っこをつかまれるのが好き。
そのせいなのか、ミケニャンコやカツブシッコなら飛び上がって逃げていくフロントライン(ノミ・ダニ除け)を首根っこに注しても全くの無反応。
首根っこをつかんで持ち上げるのは、母猫が子猫を運ぶときにやるやつで、子猫がおとなしくなってしまいますよね。「輸送反応」と言う運輸業界用語の様な呼び方をされています。別名「P I B I」とも言うそうですが、実際に首根っこをつまんで持ち上げるのは、体重のある大人の猫には良くないそうです。これは「スクラッフィング」と言うそうで、日本の獣医さんでもやる人がいまだに居るそうです。
まあ、ボブクロは重たくて持ち上がらない! けど、そこをつかまれるのがやたらと好きだったから、まだ子猫に近かったのかなあ。
やってくれるのがオッサンでも、お尻ポンポンが好き!
んなことより、雪駄を履いてイキっているくせに可愛い水玉模様のバッグを持っているキモいオッサンだ。(私です)
目が光っている黒猫
コヤツ、真っ黒なのに表情がはっきり分かって豊かなんだよね~。まずはゴリちゃん顔。
「エッ?」と、ちょっとビックリ顔 3枚
「いい子にしてま~す」顔 3枚
悪役顔 3枚
一年位、毎日会っていたんですが突然現れなくなりました。その後も散発的に現れたんですが、とうとう姿を見なくなりました。オス猫だから仕方がないのか・・・。
ところが、かなり経って、少し離れたコンビニエンスストアのあたりで目撃!ちゃんと覚えていて、可愛い声で(声だけが可愛い)甘えてきました。でも、またすぐに会えなくなりました。
その時の写真。なんだかちょっと寂しそうな表情。
そして、またまた会えなくなってしまいました。あたりを探し回ったんですが・・・。いったいどこに行ってしまったのか?行く所なんてあるのか?
と思っていたら・・・。私が仕事に行く時にS橋のあちら側を歩いている黒猫が・・・。
「ボブクロ?」と声をかけて止まった時、はっきりと見ました。あのしっぽの付け根の白ポッチ。
ただ、冬の早朝なので真っ暗で、私も自転車に乗っていたせいか逃げていってしまいました。
でも、もしボブクロならA通りを渡ったことになります。まさか、夜でも交通量の多いあのA通りを一人で渡ったのか? S橋の下はネコなら通れるのかと調べてみても絶対に不可能。隙間もありません。通りには他に渡れる場所はどこにもありません。
本当に渡ったのか?あの6車線の通りを一人で?
「ボブクロが一匹 A通りを渡って行った」のか・・・?
The Wanted Cat Vol.2です。もし見かけたらどうかお知らせください。特徴はしっぽの付け根の白ポッチとデカい顔です。
それでは失礼いたします。
「にゃんこプレス」