今回はカツブシッコです。体がちっちゃい、鍵ジッポのメスです。
8号にちらっと写真を出したのですが、誰も分からない。
当然です。「近くの堤防が猫カフェ状態の時のにゃんこ達」の中の1匹ですから。
その頃が1,2才だとすると今は8,9才というところでしょうか。もしかするともう10歳越えかもしれません。
カツブシッコ登場!
トラコちゃん、チャーちゃん、そして一番多くの方々にはミカンちゃんと可愛らしい名前で呼ばれています。それだけ愛されているんですね。
でも、うちでは全く可愛らしくない名前のカツブシッコで通しています。センスゼロ。
「堤防猫カフェ状態」の時からそう呼び続けているので仕方がない。かつお節が好きだったから。
耳先カットからも分かるように避妊手術済みの地域猫です。
(お手々が可愛い!)
甘ったれでうるさいくせに神経質で極度のビビりです。
「堤防猫カフェ状態」の時は誰にでもなつこかったんですが、あの「水晶の夜」(8号参照)から変わってしまったんでしょうか・・・。
その難を逃れた後、しばらく会えなかったのですが、その間にも色々とあったんでしょうね。ネコ嫌いの人から追い払われたりいじめられたりして怖い思いをしたんでしょう。とっても「ビビり」になってしまいました。
甘えた可愛らしい声で鳴き掛けるんですが、知っているはずの人でも近づくとすぐに逃げます。かみさんと私にしか触らせようとはしません。うちらに甘えている時でも聞きなれない音が少しでもするとビクンと反応して逃避姿勢を取ります。ノミ・ダニ除け薬(フロントライン)を首筋に注すだけでも飛び上がって逃げていきます(12号で紹介のミケニャンコも逃げて、いじけたようにこちらとの距離を取ります。オス猫に比べてメス猫は神経質ですね)。
「じゃりン子チエ」32巻で、空手の達人の太郎丸がヒラメちゃん(チエちゃんの一番の仲良し)のことを「きっと次郎丸(太郎丸の鉄下駄仲間?のデブ猫)のように心の傷を持つ少女だ」と言っていますが、カツブシッコもいじめられたりして「心の傷」を負ってしまったのかもしれません(実は、猫の次郎丸は「心の傷」ではなく「お尻の傷(痔ろう)」を負っていました)。
と言っても人気者で、そしてなぜかオジサマキラーのようです。ご近所のご主人さま達を振り回し、お仕事先からも「今日はあの猫ちゃんどうしてる?」「今日はどこに居た?」「きちんとご飯を食べたのか?」「あの夫婦からもうもらったのか?」「うちのガレージに寝場所を作ろう!」と何回も電話をかけてくると奥様方がおっしゃっていました。
「ミャン、ミャン、ミャン、ミャン」と子猫のように鳴くので(うるさい)、通りがかる皆さんが「わ~!可愛い~!」と言っていきます。
でも、鳴いている時、実際にはこんな怖い顔です。
野良(この言葉については12号をご覧ください)なので好きな時に好きな所で寝ています。
寒い日は日当たりのいいところで・・・
実はトラックの荷台の上
暑い日は駐車場の隅で・・・
こんな顔で寝ています。
別の日も
やっぱりこんな変な顔で寝ています。
(ネコの目尻からの線模様は「クレオパトラ・ライン」と言うそうです。クレオパトラがネコ科のその模様をまねて化粧をしたからだそうです。フ~ン・・・)
とにかくビビりで落ち着きがないくせに甘ったれなので、よくひっくり返ります。
月とマグノリアの下でもひっくり返ってます。
ビビりで神経質だけど、なんか可愛い奴(女の子なのに)です。
それでは失礼いたします。
「にゃんこプレス」