飯場(はんば) 飯場と渡ってく 俺は一生流れ者 流れ流れてどこまでも 明日を知れないこの俺さ(岡林信康「流れ者」)
今回はマヌオです。
なぜマヌオって名前? だってマヌオでしょ?

近所の方が「最近、黒っぽい高そうな猫が居る」と言われていたのは聞いていたんですが(でも、「高そうな」ってナニ?)・・・。
某日の私の日誌には「マヌオ現われる。チュールを手から食べる」と書いてあります。
つまり、見たその時から迷わずにマヌオと名付けています。
マヌルネコってご存知ですか?主にアジア大陸東南部に生息する平原性のいわゆるヤマネコです。日本でもいくつかの動物園で飼育されていますね。
そのマヌルネコに似ていますよね? だからマヌオ。


それにしても汚いな~!
先ほどの私の日誌には「チュールを手から食べる」と書かれていました。つまり、ある程度は人慣れしているということです。と言うことは、捨てられたのか? そしていろんな所を「流れ流れて」ここにたどり着いたのか?

目も片方ケガしてるっぽいし

お口も曲がっちゃってるし


現れた時は本当にボロボロで、くしゃみもして鼻水を垂らしているし、目や口が少し変なのは、流れ者としてあちこちで喧嘩をしてきたんでしょう。オス猫のサガ故か。
「俺は一生流れ者 流れ流れてどこまでも」(岡林信康「流れ者」)・・・。

で、ここに到着。
最初の頃は、触ろうとすると爪を立てた手と牙をむいた口が出たのですが、それでもご飯はしっかりと食べて、だんだん奇麗に元気になっていきました。

食事には必ず水皿を要求します。そして食事の途中で何回も水を飲みます。

べ~~~。



しっぽも立派ですね。

手もかなりデカいです。

長毛でしっぽも立派で手もデカいんですが、触るとまだまだ肉付きが悪く痩せています。
「暗い飯場の片隅で 一人飲み干す茶碗酒 煎餅布団にくるまって 俺が見る夢 何の夢」(岡林信康「流れ者」)のような生活をずっとしてきたんでしょうね。
でも、元気が出てくるとここはオス猫。当然女の子を探します。
(メス猫の縄張りはエサに左右されるそうですが、オス猫のそれはメス猫で決まってくるそうです。)
目を付けたのが・・・、
ねえ、ねえ彼女~。


カツブシッコです(17号・29号)。
カツブシッコ「イヤッ!」

一度くらいフラれても・・・。
近所の方の目撃で、こんなことがあったそうです。
カツブシッコがTちゃん(メス猫ですが、たまに現れてかなりブイブイ言わせてます)に絡まれていました。
「ニャオ~ン!ウニャオ~ン!」と脅しをかけ続けるTちゃん前で、体が小さいうえに弱虫のカツブシッコは完全に固まってしまっていたそうです。
そこに現れたのがマヌオ! カツブシッコに脅しをかけ続けるTちゃんに近づくと、その顔に張り手一閃(つまりネコパンチ)。カツブシッコを助け出したそうです。
ねえ、ねえ、カツブシッコちゃ~ン。こっち向いてヨ~ン。

イヤッ! だって、わたし面食いだもん!

そっ、そんな~・・・。

「流れ者でも ふれあう心 すねた俺にも恋はある どうせ出ていくこの町なのに 惚れた俺がやぼなのさ」(岡林信康「流れ者」)
マヌオ君の恋の行方は如何!?
次号へと続く!
それでは失礼いたします。
「にゃんこ通信社」

